「ウォーカブル」な高槻駅前線の未来を考える

JR高槻駅北から天神さんまでの「高槻駅前線」の無電柱化・美装化の計画がある、ということをご存じでしょうか?

高槻市の2023年6月の資料によると、「高槻駅前線(JR高槻駅~上宮天満宮)の無電柱化・美装化を推進」のためとして、4370万円が計上されています。(この整備について、市から詳細は発表されておりません)

JR高槻駅北口から見た高槻駅前線

無電柱化・美装化と聞けば、電柱をなくして多少歴史的景観を意識した整備をするくらいの印象ですが、国土交通省資料によれば、高槻市は「ウォーカブル推進都市」ということになっていますので、「現在のクルマ優先の駅前空間をもっと歩行者優先にできるのでは?」ということで、いくつかパターンを考えてみました。

上段が現状、下段の三つが提案です。黄色が歩道橋、水色は車道を歩行者空間化したものです。
  1. 下段左:高槻駅前線を現状の二車線(双方向)から一車線(一方通行)にし(車線を減らし)、歩行者と自転車のための空間に割り振る。より快適・安全な歩行者・自転車通行環境を目指す。
  2. 下段中:高槻駅前線は二車線とも歩行者・自転車のための空間に転換する(ただし許可された納品車両等は進入可とする)。タクシーは高槻阪急南側の道路からのアクセスとする。高槻駅前線の左右一体化による、安全な歩行者環境の実現と(高槻阪急と街の)回遊性向上による活性化を目指す。
  3. 下段右:高槻駅前線とタクシー乗り場のロータリーを全面的に歩行者・自転車のスペースとしつつ、現状バス(西)とタクシー(東)に分かれている道路をつないで車利用の利便向上も図る。駅前交通を線路際に集約し、歩行者空間からの車両の分離、渋滞解消・利便性との両立を目指す。

※どれも大まかな方向性を示すための素案なので、実現の可能性や問題点など精査する必要があります。

現在は天神まつりなど特別の機会に歩行者専用化されるだけの高槻駅前線ですが、恒常的に歩行者中心の空間となれば、人の流れ、商業の在り方をはじめ、高槻駅北の風景が一変することでしょう。

皆さんは、どんな高槻駅北を見てみたいですか?

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