日吉台小学校区は、高槻市の丘陵地帯に広がる住宅地です。
各々の街区の中は比較的広い道路が見られますが、昔からの地域の主要な道路(①の日吉台芥川線)のほとんどの区間は、交通量が多く流れも速いのに、二車線分の車道に僅かの路側帯が付くだけの狭い道路のまま。南北方向は基本的に坂道のため、自動車だけでなく自転車も相当のスピードが出ます。「見えない交差点」マップでも歩行者や二輪車が被害者となる事故が多く起こっています。
昔も今も高槻市バスの路線は、奥天神町の住宅地を抜けるこのルート。住宅地の開発当初はこの道がおよそ唯一の道路という感じだったと思われます。電柱のある場所では、すれ違うバスが交互に譲り合って通行していました。将来的に芝谷中学校前からの「都市計画道路」(道路整備計画)があるため、改修の必要はないとされているようにも見えますが、高度経済成長期の見通しにすぎない「都市計画道路」は各地で廃止(計画中止)が続いています。美しが丘方面に抜ける道路も整備されてきてはいますが、実態としては日吉台芥川線の歩行者環境は放置されているだけという可能性もあります。
ここは日吉台小学校校区安全マップでは「道が狭く急な坂で交通量も多い」「歩行者用部分が狭く、ガードレールもない」として注意喚起していますが、「スクールゾーン」の路面標示は上記写真のように途中で断絶。連続性が感じられない整備となっています。管理者は一定の基準で整備しているのかもしれませんが、利用者目線とは隔たりが生じる面があるのかも。小学生、特に低学年の子どもを通わせるには不安と恐怖が大きすぎる道路であることは間違いありません。通学時間帯はバスのみ通行可として一般車は迂回させる、速度規制を強めるなど、歩行者環境を重視した対策が必要な道路です。
これは赤大路小学校区でも見られた点ですが、道路補修の都合か、横断歩道の半分だけがきれいに塗られていて残りは消えかけ、という状態が日吉台芥川線でも見られました。
日吉台芥川線の西側、奥天神町2丁目の住宅地にはなぜか突然ロータリー(環状交差点)が出現。ここ一箇所のみで付近には他に見られません。以前鉄塔があったという情報もありますが、詳細な設置経緯は不明です。
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