自転車利用環境計画の進展と課題(土木計画学ワンディセミナー)

1月10日、土木計画学ワンディセミナーが開催され、
「自転車利用環境計画の進展と課題」について講演及び発表者による
パネルディスカッションが行われました。

【プログラムより】
1.ガイドラインにおける自転車ネットワーク計画が目指すもの
東京工業大学 屋井鉄雄
2.自転車安全利用条例の策定状況
岩手県立大学 元田良孝
3.ガイドラインに示された交差点整備の効果計測事例について
警察庁交通部 海老沢綾一
4.自転車利用環境計画の課題と施策(海外との比較)
三井住友トラスト基礎研究所 古蔵宗治
5.自転車ネットワーク計画の策定状況
国土技術政策総合研究所 小林寛
6.自転車利用計画の策定事例の特徴
進行 茨城大学 金利昭
1)宮崎市のネットワーク計画の特徴
東京工業大学 鈴木美緒
2)金沢市の計画づくりとその成果
地球の友・金沢 三国成子
3)堺市の自転車利用環境計画の特徴
大阪市立大学 吉田長裕
4)東京における取組とその課題
自転車活用推進研究会 小林成基
7.パネルディスカッション
継続的整備に向けた課題と展望
進行 徳島大学 山中英生

【写真は葛飾区の自転車レーンと自転車ナビマーク】
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講演及びパネルディスカッションを通じて、最も印象深かった言葉が、
「政策の継続性」である。
せっかく優れた総合計画やネットワーク計画た策定されても、
担当者の異動や首長交代等により継続されないことを我々国民や市民は実感している。
それらを着実に実行していくことが重要である。
そのためには、ロードマップを描き、そのロードマップに対して毎年の実績を
分かりやすく公開していく必要があると思う。