地下鉄駅舎のユニバーサルデザイン

阪神なんば線の九条駅は駅舎が新しく、
利用しやすく分かりやすいデザインが多く取り入れられています。
手摺りは高齢者や小さな子供など、利用者の身長差があるため、
最近は二段手摺りをよく見かけるのですが、下記写真の手摺りは波形になっており、
お年寄りから子供までが持ちやすいと雑誌かなにかで読んだことがあります。
2013091104.jpg
ちょっと私には位置が低く、また波形なので握る場所がその都度違い、
必ずしも「使いやすさ」は体感出来ませんでしたが・・・・・。
また、階段の段鼻が区別しにくいのが残念です。

ホームの案内板ですが、コンパクトにまとめられていて分かりやすいです。
駅名、路線図、駅舎の案内、時刻表、時計、消火栓と揃っています。
2013091105.jpg

このようなベンチはありがたいですね。
出しゃばらず、でも柱や照明と一体でデザインされていて良いですね。
2013091107.jpg

これもちょっと残念です。
車椅子や「改札」「ホーム」と位置を示す表示がなぜか高い位置にあります。
2013091106.jpg

最近、地下鉄の駅では転落防止のため自動ドアが設置されています。
(写真は地下鉄鶴見緑地線の蒲生四丁目)
2013091101.jpg
自動ドアは当然お金をかけておりスゴイと思うのですが、細かな配慮として嬉しいのは、
その部分だけ4~5cmだけ少し盛り上げて、車両の出入口の高さに合わせてあることです。
(下記、写真で誘導ブロックの黒い棒状の物が無い範囲がそうです)
2013091102.jpg
これにより車椅子は介助無しで乗降できますし、ベビーカーなども楽ちんです。
2013091103.jpg
転落防止対策においては自動ドアが必要な駅もあるかもしれませんが、
この乗降部の数センチの盛り上げは車椅子やベビーカーにとって
とても大事なデザインのような気がします。