南相馬市よりまちづくりを考える

5月19日、13時30分より富田ふれあい文化センター
「防災と人権のまちづくりを考える集い」が開催されました。
基調講演として東日本大震災にて、地震、津波、原発事故により甚大な被害を受けた、
南相馬市の桜井勝延市長や小川尚一市議会議員より、被災の実態や課題の報告がありました。

その後、高槻市の濱田剛史市長も加わり、辻元清美衆議院議員のコーディネーターにより
パネルディスカッションが行われました。
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道路や鉄道等の交通網や電話、電気、上下水道などのインフラが地震と津波により
寸断された上に、原子力発電事故による放射能被害で、陸の孤島となり
今も苦しまれている話を聞いて、いろいろ考えさせられました。

移動や交通という面から言えば、代替道路や緊急避難路の確保、
高齢者や障害者、子供など交通弱者の移動確保など、災害時における道路・鉄道等の
移動手段を確保するか等が交通まちづくりの課題の一つであると思いました。

また、原子力発電を含めたエネルギー問題にも影響しますが、
いかに負荷を抑えた効率よい、移動手段を増やしていくか。
つまり1人で運転するクルマではなく、大勢の人を運ぶバスや鉄道利用へシフトしていく、
あるいは複数人でクルマに相乗りするなど、出来るだけガソリンや電力の消費量を減らす
移動手段にシフトしていく必要があると思われます。
または、思い切って郊外の住宅から鉄道駅、あるいはバス停付近に引っ越すなど、
(高槻でも郊外からJR高槻駅前の高層マンションに引っ越す方もおられると聞きました)
徒歩や自転車で移動可能な場所に住居を移すという選択肢もあるような気がします。

いろいろと考えさせられた貴重な2時間あまりでした。

写真は被災した宮城県気仙沼市の波路上の街並みです。
(南相馬市とは関係がありません・・・・・すいません)
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(2012年9月撮影)
漁業関連で生活を営む港町において、防潮堤や高台移転など、
どのようなまちにすべきなのか悩ましいと思います。