自転車走行指導帯

10月19日、新聞などで気になる見出しがありました。

『歩道走行禁止、厳格運用…警視庁が安全対策策定へ』


毎日新聞WEB版より一部抜粋します。
『警視庁は、自転車の車道左側走行の原則を順守させ、
これまで積極的に摘発していなかった歩道走行の取り締まりを徹底する方針を固めた。
そのうえで自転車のルール順守や走行環境の整備なども盛り込み、
全国の警察本部で初となる包括的な自転車安全対策の策定作業に入った。・・・・・・・・・・』
詳細はこちらをご覧ください。

当然と言えば当然なのですが、ようやく「歩道走行禁止」というか
「自転車は車道を走るもの」ということが認知され始めた(?)ということでしょうか。

しかし、世間はまだまだ「自動車」社会ということを、この1週間で2回も体験しました。
いつものように車道の左側を自転車で走っていると、後ろから「自転車は邪魔や、どけどけ!!」
と言わんばかりに大きなクラクションをならされ、運転手からは睨まれる次第。
いずれも大型のRV車でしたが、これでは気の弱い人は
「車道を自転車で走るのは恐い」と思うのも致し方ないかも。。。。。

そこで、金沢市などで取り組まれている「自転車指導帯」の写真を紹介します。
画像 080
これは、路肩など十分な余裕幅が無くても、車道の自動車等が走行する中に
「ここを自転車が通りますよ」という、いわばドライバーなどに「自動車と自転車は混在しますよ、
だから気をつけてくださいね」と注意を喚起するとともに、
自転車を運転する人には、「歩道ではなくここを自転車は通るのですよ」と促す、
「指導する帯」つまり「自転車走行指導帯」が設置されています。

高槻市内でもイメージしやすいように、自転車走行指導帯をフォトモンタージュで作成しました。
下写真は実際の写真です。
路肩は狭く、自転車専用レーン(ブルーレーン)を設置することは難しそうです。
また、歩道は狭く、ここを自転車が走れば歩行者が危険な思いをするのは明らかです。
JT通りOriginal

そこで、自転車走行指導帯をモンタージュしてみました。
これだと、自動車からも、その部分を自転車が通ることが認識されますし、
自転車も歩道ではなく車道を走ることを意識すると思います。
JT通り(自転車通行指導帯)
(フォトンタージュ)