横浜の元町通り

横浜の元町商店街通りは歩行者などが買い物しやすい工夫がされていました。
まず、交差点付近のハンプです。
下記写真をよく見ていただくと分かりますが、交差点部分が少し盛り上がっています。
この盛り上がり(ハンプ)によりクルマの速度を抑制する効果があります。
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また、このハンプにより横断歩道部がフラットになり、車椅子の方やベビーカーを押す母親など
段差を気にせず横断することが出来ます。
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また、横断歩道部では歩道が張り出しているため、横断歩行距離が短くなり、
事故などの危険性が低くなります。
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クルマは一方通行です。
また、パーキングメーター(60分駐車可能)付き駐車場があり、
店先に駐停車出来るようになっています。
但し、土日・祝日の12時~18時は歩行者専用道路(歩行者天国)となり、
駐停車しているクルマはそれまでに退去しなければなりません。
日曜日の11時頃から買い物をしていたのですが、12時前にアナウンスがあり、
駐停車していたクルマは一斉に退去し、12時以降は歩行者がクルマを気にせず
買い物などを楽しめる歩行者天国になりました。
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このように、歩くことあるいは買い物や観光を優先に考えた場合、
ちょっとした構造的工夫(ハンプや歩道の車道側への張り出し)やクルマ側の抑制(速度や進入)
により「歩くまち」「安心・安全なまち」「活気のあるまち」が実現出来るのではないでしょうか。