自転車問題解消アート

高槻のセンター街は、阪急高槻市駅近くで多くの商店があり活気に満ちあふれていますが、
困ったことに路上駐輪が溢れかえっています。また、「歩行者専用道」であるこの商店街を
自転車に乗ったまま通行する、主婦、高齢者、中高生などが多く、
安心して歩行者が買い物を楽しむには、「根性」が必要かも知れません。
(何で買い物に「根性」が必要やねん?と、言われそうですが、
「自転車にいつぶつかるかも知れない」という強い気持は少なくとも必要です)
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せっかくのイベント「アートdeわくわくストリート」の展示前にも「自転車・自転車・自転車」
36枚の巨大絵画を楽しもうにも、立ち止まってゆっくり鑑賞することが出来ません。
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そんな人と自転車が溢れる中、ある一角に空間が出来ていました。
ここは、昔英会話教室があったところですが、今は金融関係の店舗になっています。
いつもは路上駐輪で溢れかえっている場所が、なぜか今日は自転車が置いてありません。
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近づいてみると、綺麗な絵やポスター、写真などが床に置かれています。
これが「自転車問題解消アート」です。
皆さんは綺麗な場所にゴミを捨てたりせず、綺麗なままで置いておこうとしますよね。
それと同じだと思いますが、綺麗な作品が床に置かれている(あるいは綺麗な絵が描かれている)と
その上に自転車を駐輪しようと思わないですよね。
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「ここは禁止」「ここは駐めちゃダメ」という規制ではなく、
なんとなくみんなが「駐めちゃいけない」と思わせる空間を整備する
いわゆる「行動心理」を上手に活用した試みでしょうか。
イベントの中にちゃっかり社会実験を盛り込んだ商工観光課、さすがですね。
これらを活かして少しでも路上駐輪を減らしてほしいものです。期待しています。