城北通りが国道171号並の広さに???

阪急高槻市駅の南側、国道171号との間にある「城北通り」は、
高槻市民であれば一度は通ったことのある商店街かもしれません。
沿道には、数多くの居酒屋が立ち並ぶと共に、サンドイッチ屋、JAZZの流れるカフェ、
学生服屋、薬屋、不動産屋など、飲食店以外にも生活に密着したお店が集まっている高槻市を
代表する商店街の一つです。
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この城北通りが、都市計画道路「北園西冠線」として現在の3倍、国道171号と同じ位の道幅に
拡幅される予定です。
これは「阪急高槻市駅南駅前交通広場:面積3,300平米とともに都市計画の中で決められたものです。
詳細は、高槻市HPの「わが街高槻ガイド」より
「GISコンテンツを見る」の「都市計画情報」より確認することが出来ますので、ご覧ください。

阪急高槻市駅周辺は、確かに道路整備が遅れ、路線バスが狭い道路を通り、
歩行者は路上駐輪や駐停車両を避け、バスや車の往来に神経をすり減らし、
とても「安心して安全に」歩くことが出来る地区ではないのかもしれません。
そのために、都市計画決定により現在の道路を拡幅することも必要かもしれません。

しかし、一方、現在の沿道にある商店が立ち退きすることで、
今までと全く異なる顔の商店街になることもあります。
都市計画図にある「北園西冠線」現在の城北通りは、沿道の商店が立ち退きその背後にある、
今まで人通りの少なかった住宅や店舗等が国道171号並の幅員の沿うことになります。

これら、高槻市の顔とも言える商店街の一つが、大きく変貌することに対して、
市民はもとより沿道の住民の合意が得られていれば特に問題はないものと思われます。
城北通りあるいは周辺住民の方は、どのように感じておられるのでしょうか。

個人的には、あまりに広い道路幅は地域を分断することになり、
現在の街並みと大きく変わることで、活気が薄れる気がします。
出来るだけ現在の街並みを壊さず、歩行者などの安全性を確保するために、
車の乗入れ規制やバス停位置の見直しなど、
人口減少、高齢社会による車利用の減少、あるいは環境の面からの既存ストックの活用、
さらには地域への愛着(その一つとして、見慣れた風景がいつまでもあること)など、
様々な観点から検討され議論されるべきと思います。