安心して歩くことが出来る歩道とは

欧州などを旅行された方は感じなかっただろうか。
「歩道を安心して歩くことが出来る」と。

理由と思われる一つは、「自転車が歩道を走っていない」ことである。
ましてや歩いている後方からベルを鳴らして突っ込んでくる自転車などあり得ない。

もう一つの理由(私見)として、車の乗入れが少ないことである。
コンビニやドラッグストアー、大型店などの駐車場に出入りする車のための出入り口が少ないと思われることである。
このことは、歩道を車が横切ることがないため、歩行者が車に気を遣わず、安心して歩くことが出来ることを意味する。
また、乗入れが無いということは、駐車場に入るための左折や右折により後続車が追突してしまう等の車同士の事故減少にも効果があると考えられる。
歩行者の安心と車の安全性向上という「一粒で二度おいしい!!!」ということである。

さて、阪急上牧駅周辺で、この乗入れが無い(ように工夫・努力した)道路を発見した。
スーパーやドラッグストアー、駐車場が沿道にあるが乗入れが無いため、歩道がすっきりしている。
連続して「守られている」気がする。
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歩行空間も広く、ゆっくりと買い物を楽しむことが出来る。「安心だな~」
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各お店には、「駐車場は裏に廻ってください」という案内看板があった。
お店の方の工夫と努力が感じられる。
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このように乗入れを表通りから無くすことで、歩行者の安心、車の安全以外にも
「心地よい街並み」「景観に配慮した街並み」が創出され、
「一粒で二度も三度もおいしい!!!」ということになる。