あんしん歩行エリア

街中で「あんしん歩行エリア」の標識を見かけたことありませんか。
「えっ~、なにそれ!」「そんなもん気づかへん」と言われる方、
JR高槻駅や市役所周辺の大きな交差点で探してみましょう。
意外と見つかるものですよ。実は何カ所あるのか私も知りません。
以下は、見つけた2カ所の写真です。
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さて、そもそも、この「あんしん歩行エリア」とは何でしょうか。
国土交通省(中国地方整備局)のホームページには、下記の内容が示されています。

~以下HPより抜粋~

「あんしん歩行エリアの整備」

我が国では、交通事故死者数に占める歩行者と自転車利用者の割合が4割を越えており、欧米と比べて高い割合となっています。また、歩行中の交通事故死者の約6割が自宅付近で被害に遭っています。
こうした情勢を踏まえ、歩行者及び自転車利用者の安全な通行を確保するため緊急に対策が必要な住居系地区又は商業系地区をあんしん歩行エリアとして指定することとしました。
あんしん歩行エリア内では、都道府県公安委員会と道路管理者が連携して面的かつ総合的な死傷事故抑止対策を講じます。

「対策概要」
都道府県公安委員会
○信号機の新設、高度化、歩車分離化
○道路標識・標示の高輝度化
○交通情報板等による情報提供
○指導取締り等

道路管理者
○交差点改良、右折車線の設置
○道路照明、視線誘導標の設置
○区画線、道路標識の整備
○歩道の整備等
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つまり、警察(公安委員会)や道路管理者がいろいろな対策を行い、
「歩行者などが安心して歩くことができる空間(エリア)」にしようと言うことだと思われますが、
果たして自動車や二輪車、自転車などの「ドライバー」がこの標識を意識して、
またその内容を理解しているのでしょうか・・・・・・・疑問ですね。