車の入り込まない旧市街(その1)

フライブルクの旧市街は、車の進入が規制されており、LRT(路面電車)や自転車、徒歩が主な移動手段になっています。
そのため、街中は「安心」して「安全」に「楽しく」買い物などを行うことが出来ます。
いわゆるトランジットモールの世界です。
今回は、その旧市街の様子を紹介します。

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写真右は、比較的新しそうな扉です。でも数十年は経っているのでしょうね。
こちらで50年はまだまだ若造、街全体の雰囲気からはそのように感じます。
壁と枠、扉の配色が良いですね。「No.12」はおそらく番地と思われます。

写真中央は、「ベビーカーには赤ちゃんが・・・・。一瞬、ドイツのヤンママも困ったものだ」と慌てた時の写真です。
お母さんは赤ちゃんを残したまま、お店に入って行きました。
でもお母さんはお店の中から絶えず外の赤ちゃんを見守っている。
そんな安らぎとゆったりした歴史ある街中での出来事でした。(ホッ)

写真右は、個性ある扉です。間口は狭いのですが、奥行きは広そうです。
扉の向こうにはとんな歴史や、生活があるのでしょうか。
石畳、マンホール、木の扉など見せ掛けの作り物ではなく、やさしさ、ぬくもり、愛着を感じます。

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写真左のマンホールにも歴史を感じます。一体いつごろのものでしょうか。
何人の人がこの上を通って行ったのでしょうか。歴史を支え、人々の生活を支えて、これからも黙々と仕事をするのでしょうね。

写真中央は、細かな石畳が雰囲気を醸し出しています。
両脇には雑貨や靴屋、下着屋など、街の人々の生活品を扱うお店が連なります。
コンパクトシティ、衣食住が小さくまとまることで環境負荷の小さな街を可能にしています。

写真右、大きな看板や電飾等の派手さは必要ないことが分かります。
おしゃれな小物(小道具)、色使いのセンス、こだわりがあれば十分ですよね。


街全体がショッピングモールになっており、個性豊かなお店が建ち並んでいます。これだったら中心市街地が廃れることないだろうな~と思いました。
車が無くて、お店が充実していれば、人は集まってくるのでしょうね。
中心市街地活性化の大きなヒントだと思います。