ラウンドアバウト

ラウンドアバウトとは、信号機の無いロータリー式交差点のことで、欧州などでは一般的です。
このラウンドアバウトは交差点を周回する車が優先で、進入する車は周回する車を確認しなければなりません。
欧州のとある地方では、信号機を撤去してこのラウンドアバウトを増やしているそうです。
なお、その他ラウンドアバウトに関しては「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」をご覧ください。

このラウンドアバウトがこの高槻市内には意外と多いのです。
規模は小さく、住宅地で用いられているものが多いのですが、以下に紹介します。

写真①~④は南平台の住宅地内を走る道路に設けられています。
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写真⑤~⑧は寿町の住宅地で見かけたラウンドアバウトです。
四隅が小さな公園や植栽空間となっており、ゆったりした贅沢な空間です。
交差点が認識しやすく、安全性も向上しそうですね。
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最後の写真、これをラウンドアバウトというかどうかは別として、大木を切らずに大切に保存しようと頑張っています。
木はずーっと昔からそこにあったのです。
車や人が遠慮すべきかもしれませんね。
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その他、国内(近畿地方)のラウンドアバウトで大規模な京都市桂坂兵庫県豊岡市は航空写真で確認することが出来ます。
皆様の近所にもこのラウンドアバウトがあれば写真の投稿をお願いします。

また、ラウンドアバウトに関する論文「ラウンドアバウトの基本特性~ドイツ他の設置事例~」はこちらをご覧ください。

交差点形状や周辺土地利用状況、交通量によるでしょうが、個人的には信号交差点よりこのラウンドアバウトの方が、交通事故減少、環境改善(信号機不要)、視認性向上、シンボル性、交通マナー向上(譲り合い精神)など、メリットが多いのかな、と思っています。