神戸市の取り組み

ESTメールマガジン第36号(2009.7.27 発行:環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会事務局)に神戸の取り組みが紹介されていましたので転記します。

~以下転記~
寄稿②「地方から全国に向けた情報発信!」(第36回)
●「歩くことを楽しむことができる魅力的な都心づくり」KOBESTの取組みについて
            【神戸市企画調整局企画調整部調整課 岸 雅之】

 神戸市では、平成16年度より神戸市都心地域がESTモデル事業の実施地域に選定さ
れ、「地球環境保全」「都心の活性化」など様々な観点から、神戸都心地域における
EST(KOBEST)を確立することを目的とした事業に取り組んでいます。この取り組み
の中で、神戸市では、KOBESTを実現するために、クルマの利用を控えて公共交通・徒
歩へ転換するのに有効な施策の基本方向を次のように定めています。

  ①歩いても楽しい魅力的な都心
  ②誰にでも優しい公共交通
  ③クルマに依存しなくてもする仕掛け
  ④次世代の担い手の育成

 この基本方向に基づき、平成19年度の交通社会実験「KOBEST2007」では、市民や来
街者が気軽に利用できる循環バス(KOBESTちょいのりバス)の運行や、交通系ICカー
ドを活用したクイズラリー、商業施設や既存公共交通等との連携など、KOBEST実現に
向けた施策をパッケージとして組み合わせて実施しました。
これらの取り組みでは、「歩くことを楽しむことができる魅力的な都心づくり」を進
めることがKOBEST実現のために最も重要であることが再認識され、今後も市民、商業
者、NPO、交通事業者、行政等が協働で、KOBESTの活動を推進していくこととしてい
ます。
 平成21年度は、各交通事業者と協力して、神戸都心地域およびその周辺について、
市営地下鉄、市バス、神戸新交通ポートライナー、シティー・ループバス等が連続し
た2日間乗り降り自由となる「こうべ都心(まち)めぐり2dayパス」を発行し、これを
ESTの普及啓発に活用するとともに、公共交通機関を利用しながら歩いてまちをめぐ
ることを支援する交通社会実験を実施しています。(平成22年3月22日まで)

~以上~