福島県の企業が車通勤を規制

日経新聞(WEB版:NIKKEI NET)より企業による車通勤規制の記事を紹介します。

~以下、転記~
富士通アイソテック、社員の車通勤を規制 自転車・徒歩なら手当も

 富士通子会社でデスクトップパソコン製造の富士通アイソテック(福島県伊達市、増田実夫社長)は21日、社員のマイカー通勤を規制する制度を導入した。会社近くに住む社員が対象。二酸化炭素(CO2)の排出を減らし、環境保護につなげる。
 会社から半径1.8キロメートル未満の地域に住む200人前後の社員のマイカー通勤を規制し、駐車場の利用を認めない。雪などの悪天候の場合や自転車などで通うことが難しい場合などは例外とする。会社から半径1.8キロメートル以上の距離に住む社員が自転車または徒歩で通勤する場合には手当を払う。
 福島県によると、環境保護を目的にマイカー通勤を規制する制度は県内で例が無く、東北でも珍しいという。

(感想)
聞くところによると欧州では「通勤手当」そのものがないらしい。最近、バスや電車を利用して通勤する人に定期券を渡し、車通勤から公共交通に転換する人が「得」する仕組みを導入する企業が増えているそうである。
日本でも(可能かどうか、合意が得られるかは議論の余地がありますが)、車通勤者への手当を無くせば、公共交通へ転換したり、自転車を利用したり、相乗りや企業バスなど、車への依存度が減るように思われますが、いかがでしょうか。