ドイツ視察(フライブルク:交通手段としての自転車)

視察の皆が歩道の幅一杯になって歩いていても、後ろから来た自転車はベルなど鳴らさず、ゆっくりと歩行者の邪魔をせずついて来る。
ここはあくまで歩道で、日本と同じように歩行者が優先なのです。自転車は押して歩くか、徐行し歩行者の歩行を妨げてはなりません。
ドイツと日本の違いは、「決めたことを守る」社会なのか「決めたことを守らなくても取り締まりも無いし、罰せられることは無い。だから決められたことも守らない」ことが当たり前のような社会なのか、だと思いました。
ドイツ視察で強く感じたことは、当然といえば当然のことなのですが「歩道を安心して歩くことができる」ということです。日本で歩道を安心して歩くことが出来る都市はどこでしょうか。
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バス専用レーンは、バス以外にタクシーと自転車は走行できます。自転車は時速20~30km/hですから、原動機付自転車より少し遅いくらいですが、日本で見かけるいわゆる「ママチャリ」よりは速く感じました。
そういえば原動機付自転車をあまり見かけなかった気がします。健康志向のドイツ人だから「自転車」なのでしょうか。
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最初の写真にもあるように、街中は路上駐輪が多いです。少し意外でした。但し、決められたところ(例えば写真にあるような木を取り囲む柵に「輪」がついており、そこに自転車をつなげている)に駐輪して、歩行者の通行の邪魔にならないよう気配りが感じられます。
日本のように「駐輪禁止」ではなくて、「ここに駐輪してください。だから歩行者の邪魔にならないようにしてくださいね」と上手に誘導している。
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街中ではこの牽引型ベビーカーを良く見かけます。着脱式で単独のベビーカーとしても使えます。
車から認識できるように旗が付いています。子供は二人まで乗れるみたいです。日本の前と後ろに子供を乗せる3人乗りよりも安定していて、安全だと思います。(日本の三人乗り自転車は車体だけで20kg以上あるそうです。つまり乗車時の重量は70kg~90kg。これが歩道を走ることがあると考えたらゾーッとします)
一度運転してみたいものですね。(カーブなどどれくらいのスピードで走れるのでしょうか)
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